Sparrowは簡単にブログCMSが構築できるDjangoアプリです。通常のライブラリと同様にDjangoプロジェクトにインストールするだけで、すぐにブログサイトを構築できます。
このページではSparrowの特徴を紹介します。
WagtailベースのCMS
SparrowはPython製のWagtailというCMSライブラリをベースに開発されています。
WagtailはNasaやGoogleでも採用されている非常に人気の高いCMSです。開発も盛んで、ユーザーフレンドリーなインターフェースや豊富なコンテンツ管理機能を提供しています。
しかしながら、WagtailをインストールしてもすぐにCMS機能が使えるようになるわけではなく、自ら実装して機能を組み立てていく必要があります。実際にやってみるとわかる通り、ブログサイトの構築には多くの作業が必要で実装がかなり大変です。
例えば、使いやすいエディタの構築、タグ・カテゴリー機能、シェア機能、関連記事機能、下書き機能、プロフィール設定、予約投稿機能、SEO対策...など必要な機能は多岐に渡ります。当然各ページのUIの実装も必要です。
Sparrowをインストールするとこれらのブログサイトに必要な機能がすぐに使えるようになり、構築の手間を省くことができます。
Djangoアプリとして機能を提供
Sparrowは「Djangoにインストールするアプリ」です。通常のライブラリと同様に INSTALLED_APPS
に登録して使用します。これは以下のようなメリットがあります。
- 本番環境へのデプロイは通常のDjangoプロジェクトと同じ手順で出来る。
- 既存のDjangoプロジェクトにブログ機能を組み込むことも可能。
Djangoを使い慣れている方にとっては、余分なストレスなく運用を開始することができます。
カスタマイズ可能
Sparrowは見た目や機能をカスタマイズできるように実装されています。ソースコードを少し編集するだけで自分好みのCMSにできます。Python・Djangoをベースとしているので、普段これらのツールを使っている人にとっては、カスタマイズをしたい場合も直感的に実装を加えることができる特徴があります。
見た目を少し変えるといった軽微な修正はもちろん、バックエンドの機能はSparrowのものを使いつつもフロントは完全にオリジナルで実装するといったことも可能です。
エディタから不要なブロックを削除したり、オリジナルのブロックを追加したりもできるので執筆体験を自分で向上させていくことができます。
日本語向けに特化
SparrowのベースとなっているWagtailはとても便利なCMSです。しかし、国内で開発されたライブラリではないため、日本語で運用していく中ではいくつか不便に感じる点があります。Sparrowではそのような不便を解消し、日本語サイトでの使いやすさを考慮して開発されています。日本語コンテンツの制作に特化し、使いやすいインターフェースと豊富な機能を提供しています。
使い方
使い方の詳細については、使い方ガイドにまとめています。
インストール後のセットアップ手順はスタートガイドにまとめています。
ダウンロード
ダウンロードはこちらのページからできます。